持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

魔法的な雰囲気のある物語

ファンタジー映画感想121 バーバラと心の巨人

2017年の映画。現実と向き合うのが不得意な事情のある子がファンタジーを通して現実と向き合う力を手に入れるという映画。ファンタジーの効能の一つです。すごく良く似た映画に「怪物はささやく」があるんですが怪物の方が優れてますね、あらゆる点で。 あら…

ファンタジー映画感想77 テラビシアにかける橋

2007年。ファンタジー映画で検索してると一位にはならないが30位以内に入ってることが多い映画。魔法的な雰囲気のある作品であって所謂ヒロイックファンタジーとかパラレルファンタジーとかではない。テラビシアでの出来事は全て空想であるとわかっているの…

ファンタジー映画感想68 怪物はささやく

2016年。スペインアメリカ合作映画。暗そうで嫌だなーと思ってたけど覚悟して観始めたら最初から美しいし引き込まれる。墓地の近くに住む母子家庭の少年(当然いじめられっ子で空想癖がある)、母親は癌。そういう家庭の事情が説明台詞なしに映像でわかる。…

ファンタジー映画感想39 ビッグ・フィッシュ

2003年。ティムバートンのファンタジー映画なんだけどファンタジーというよりは「ファンタジー的な雰囲気の漂う作品」。父の死に際した息子の視点なので感動的なんだけれどファンタジー映画を求めて見るとなんか違うんだよなー。ヘレナ・ボナム・カーターが…

ファンタジー映画感想15 マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

2007年アメリカ。マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋。 壮大な世界の二勢力の大戦争以外のファンタジーを、ということで。ナタリー・ポートマン。ハットコレクターの男の子が可愛い。教訓は多いが気になるほどではない。死とは何か。どう向き合うべきか…

ファンタジー映画感想8 ヒューゴの不思議な発明

2011年アメリカ。フランスが舞台の話ですけれど純然たるアメリカの映画。昔ファンタジーの分類について研究した時「魔法的な雰囲気の漂う作品」と言う分類があった。本作は恐らくそれに当たる。絵は大変に美しい。あまり心は動かない。設定だけのような感じ…