持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

2000−2009

ファンタジー映画感想155 パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド

2007年。監督も脚本も1作目、2作目と同じです。この後パイレーツシリーズは2011年に4作目の「生命の泉」を出しますが、監督はロブ・マーシャルに変わります。2017年の5作目「最後の海賊(原題:Dead Men Tell No Tales)は更に別の監督、ヨアヒム・ローニング…

ファンタジー映画感想154 パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

2006年、パイレーツシリーズの第二弾ですね。やっぱり前作より落ちる。三部作にして儲けたい気持ちはわかるんですけどね。キャラを深めようとしてつまらなくしている。でも予算かけてますから一定のレベルがあります。 あらすじ ウィルとエリザベスの結婚式…

ファンタジー映画感想153 パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち

2003年ディズニーの実写映画です。アトラクション映画っていくつか作られましたがこれがその最初かな?これは名作ですね〜!意味ないシーンがほぼほぼないです。全くないかもしれない!最近ホラーでつまんない映画見ましたがつまらない映画と面白い映画の差…

ファンタジー映画感想148 アバター

2009年。ジェームズ・キャメロン監督。大ヒット映画ですねー。2時間41分の上映時間たっぷり使ってナヴィの人たちに感情移入させてますし、いい脚本だと思います。過不足ない。モーションキャプチャーで描かれたナヴィの人たちのデザインもいい。 あらすじ 下…

ファンタジー映画感想144 ハウルの動く城

2004年ジブリ。宮﨑駿監督作品。原作はダイアナ・ウィン・ジョーンズの同名の小説です。実は私原作小説大好き、というかダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品は大抵好きなんです。だからこの映画のことちゃんと語れないんですよね。好きすぎると公平な目で見…

ファンタジー映画感想143 千と千尋の神隠し

2001年ジブリ作品。監督、脚本宮﨑駿。原作はありませんが、柏葉幸子の「霧のむこうのふしぎな町」が元ネタになっている部分がたくさんあります。少女がふしぎな世界に迷い込み、そこでは働かねばならず、怖いお婆さんがいて、働くことで少女が成長する。そ…

ファンタジー映画感想142 ザ・シーカー 光の六つのしるし

2007年アメリカ映画。公開時は「光の六つのしるし」というタイトルでした。原作はスーザン・クーパーの「闇の戦い」シリーズの一作目。原題は「The Dark is Rising」と言うシリーズです。これ、アーサー王伝説ベースにしてるんですよ。 あらすじ 英国に越し…

ファンタジー映画感想136 陰陽師

2001年。滝田洋二郎監督。野村萬斎が安倍晴明になったやつ。原作が夢枕獏の「陰陽師」なので話が面白いんですよ。ずーっと見ちゃう。そして野村萬斎は上手いし真田広之も上手いしでいいんですけど、二人演技力のやばい人がいるためになかなかなことになって…

ファンタジー映画感想135 ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

2008年アメリカ。ナルニア国物語映画シリーズの第二弾ですね。ナルニア国物語には年代順(ナルニアの歴史順)の並べ方と刊行順がありますが映画はこの刊行順に出ていました。この映画、ナルニアシリーズでは私は一番好きです。 あらすじ ナルニアはテルマー…

ファンタジー映画感想133 ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

2005年。世界三大ファンタジーってあるんですが、「指輪物語(LOTR)」とこの「ナルニア国物語」、そして「ゲド戦記」です。「はてしない物語」が入ることもあります。その映画ですし、指輪ほどではないけれど私好きなんですよ。 あらすじ 疎開してきたピー…

ファンタジー映画感想132 インクハート/魔法の声

2008年。原作はコルネーリア・フンケ。「どろぼうの神様」の作者ですね。ドイツ人ファンタジー作家に対してすごいと思ってしまいがちなんですけど正直この映画に関してはあんまりだったなぁ。ちゃんとしてたんですけどね。という話をしていきます。 あらすじ…

ファンタジー映画感想131 ティム・バートンのコープスブライド

2005年。ストップモーションアニメです。いかにもティム・バートンぽい。私この映画好きなんですよ。76分の短い映画なんですけどまとまっていて非常に良い。音楽もいいし。キャラクターも良いし最後もスカッとする。元はロシアの民話。 あらすじ 成金の息子…

ファンタジー映画感想130 ライラの冒険 黄金の羅針盤

2007年。LOTRと同じニューラインシネマが作りました。原作はフィリップ・プルマン作のDark Material Trilogyです。私これ原作大好きなんですよ!!!声を大にして言いたい。好き!ファンタジー小説大好きランキングやったらベスト10に絶対入る。 あらすじ こ…

ファンタジー映画感想126 チャーリーとチョコレート工場

2005年アメリカ。これ、見たことあるんですけどね、かなり前な上にそこまでちゃんと見なかったんですよ。おしゃべりしながら見たので。なので真面目に見てみようと今回見た次第。前回の印象はあんまりよくなかったんだよなー。ところが今回見ると面白かった…

ファンタジー映画感想112 リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い

2003年アメリカ。ショーン・コネリー最後の主演作。今の価値観で見ると脚本に色々問題が。特にミナの扱い。ショーン・コネリー演じるアランがただのセクハラ親父に見えてダサい。この手のドタバタハリウッド作品は見た端から忘れてしまう。 あらすじ かつて…

ファンタジー映画感想106 ダレン・シャン 若きヴァンパイアと奇妙なサーカス

2009年米。原作はポッターと同時期くらいに出た児童書で作者はダレン・シャン。かなり長いシリーズなのだが映画は一作で終わってしまった。正直B級だったので…。私は原作ファンというわけではないけれど映画は今一つだったなぁ〜。これ高校の部活の先輩がめ…

ファンタジー映画感想104 ピーター・パン

2003年。ピーター・パン映画って何個あるんですか?これがたぶん最も出来が悪い。綿菓子的色調が安っぽく見える。監督はP・J・ホーガン。誰?と思ったらお買い物中毒な私の人だった。ピーター役のジェレミー・サンプターがイケメン。ショタコン映画みがある…

ファンタジー映画感想102 ナイトミュージアム2

2008年アメリカ。大概のなんちゃらかんちゃら2映画の例に漏れずこれも一作目に及ばない作品。 舞台をスミソニアンにしてパワーアップ!と見せかけて実際にはむしろスカスカになるというよくある第二弾。でも毒にはならないので子どもに見せても問題ない。 あ…

ファンタジー映画感想101 ナイトミュージアム

流行ってた時から気になってはいたのだけれど「ドタバタでつまらないだろう」と見ていなかったのを見たら面白かったパターン。子供を甘く見てただドタバタするだけの映画嫌いなんですよね。子供の映画や本を作る人で子供を侮っている人本当嫌いです。自分が…

ファンタジー映画感想100 ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還

2003年。LOTR3作目、完結編。オタクの贔屓目抜きでファンタジー映画の傑作。アカデミー賞史上最多11部門受賞(作品賞、監督賞、脚色賞、作曲賞、歌曲賞、美術賞、衣裳デザイン賞、メイクアップ賞、視覚効果賞、音響賞、編集賞)。全てが一つになる壮大なラス…

ファンタジー映画感想99 ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

2002年。LOTR3部作の2作目。ちなみに勘違いしている人がいたらアレだと思うので申し上げますとロードって王の方です、道じゃない。指輪の王、つまりサウロンのことです。2作目ですが前作のあらすじとか全然ない作りなの好ましい。鬱陶しいですもんね、あらす…

ファンタジー映画感想98 ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間

2001年の作品です。指輪物語の映画化、タイトル長すぎるのでLOTRと書かれがち3部作の一作目。一番好きな本の映画化なのでこれについて良し悪しを語る事は私にはできない。好きすぎて公平に見ることができている自信がありません!有名役者は使わず美術や衣装…

ファンタジー映画感想92 ハリー・ポッターと謎のプリンス

2009年。ポッター6年生に。私のポッター映画好きランキングの一位は秘密の部屋、二位はこれ。三位が7のPART2ですね。 この話はホークラックスを探しに洞窟の湖行くところのダンブルドアの派手なメラガイアー(ドラクエ好きなんですよ)が爽快。ポッターにし…

ファンタジー映画感想91 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

2007年。五年生。ここからラストまで監督がデヴィッド・イェーツ。イェーツになってから詩的表現が消えてスピーディーに只管ストーリーを展開するようになる。この話はシリウスが死ぬのでシリウスファンには重要なんだろうけど映画としてはあんまり面白くな…

ファンタジー映画感想90 ハリー・ポッターと炎のゴブレット

2005年。4年目。今回はトライウィザードトーナメントということで英国以外の魔法学校が出てきます。これ、結構前から気になってたポイントですよね。イギリスはホグワーツ、でもイギリス以外の魔法使いはどうなってんの?っていう、その疑問の答えです。初…

ファンタジー映画感想89 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

2004年。3作目。3作目は監督がクリス・コロンバスからアルフォンソ・キュアロンに。暗示的で美しいシーンが多く私は割に絵として好きだったのだがこの人3作目しか撮らなかったんですね。この辺からポッターたちがGAPばかり着るようになる。制服は? あらすじ…

ファンタジー映画感想88 ハリー・ポッターと秘密の部屋

2002年。ポッターシリーズ2作目。これ、ポッター映画の中で私は一番好きな作品。なんと言っても一個で話が綺麗に完結していて分量もいい。好きな美術は秘密の部屋。あのサラザールの顔の彫刻と蛇の丸型のドア大好き。日記に字を書くと返事が来るのも良い。ギ…

ファンタジー映画感想87 ハリー・ポッターと賢者の石

観てるけどファンタジー映画感想シリーズにあげてなかったやつ見直し企画。 2001年の映画です。ポッターシリーズの一作目ですね。これはローリングが原作通りにしてくださいと頼んだやつで、そのために映画としてはテンポが悪い。本と映画脚本って違うのだが…

ファンタジー映画感想84 ヴァン・ヘルシング

2004年アメリカ映画。ヴァンパイアハンター物なんだけどモンスターごった煮。狼男にジキルとハイド、なぜかドワーフもでてくる。このごった煮感が安っぽさの原因なのか。ヒュー・ジャックマンが主演なのになんか安い。あとファラミアが出てます。ファラミア…

ファンタジー映画感想77 テラビシアにかける橋

2007年。ファンタジー映画で検索してると一位にはならないが30位以内に入ってることが多い映画。魔法的な雰囲気のある作品であって所謂ヒロイックファンタジーとかパラレルファンタジーとかではない。テラビシアでの出来事は全て空想であるとわかっているの…