持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想145 アルテミスと妖精の身代金

2020年ディズニーの実写作品です。 元々はポッターが凄く流行った頃にたくさん出てきた海外児童文学なんですよ。原作者はオーエン・コルファー。アイルランド人です。この作品もアイルランドが舞台。アイルランドといえば妖精ですけど、なるほどこのお話も妖…

ファンタジー映画感想144 ハウルの動く城

2004年ジブリ。宮﨑駿監督作品。原作はダイアナ・ウィン・ジョーンズの同名の小説です。実は私原作小説大好き、というかダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品は大抵好きなんです。だからこの映画のことちゃんと語れないんですよね。好きすぎると公平な目で見…

ファンタジー映画感想143 千と千尋の神隠し

2001年ジブリ作品。監督、脚本宮﨑駿。原作はありませんが、柏葉幸子の「霧のむこうのふしぎな町」が元ネタになっている部分がたくさんあります。少女がふしぎな世界に迷い込み、そこでは働かねばならず、怖いお婆さんがいて、働くことで少女が成長する。そ…

ファンタジー映画感想142 ザ・シーカー 光の六つのしるし

2007年アメリカ映画。公開時は「光の六つのしるし」というタイトルでした。原作はスーザン・クーパーの「闇の戦い」シリーズの一作目。原題は「The Dark is Rising」と言うシリーズです。これ、アーサー王伝説ベースにしてるんですよ。 あらすじ 英国に越し…

魔女は何故3人なのか?

今ディズニーの「ホーカスポーカス」と言う映画を見ているんですが、これに出てくる魔女が3姉妹なんですよね。ウィニー、メアリー、サラの3姉妹。 「スターダスト」の出てくる魔女も3人でした。ラミア、エンピューザ、モルモ。 で、思ったわけです。「魔女っ…

ファンタジー映画感想141 キング・アーサー

2017年。ガイ・リッチー監督の映画です。これ6部作になる予定だったって聞きましたけど大赤字を出してこれっきりになったみたいですね。その当時で最大の赤字を出したらしいです。「だろうよ」という感じの映画だったのでそれをこれから書いていきます。 あ…

ファンタジー映画感想140 ドラゴン・キングダム 光の騎士団と暗黒の王

2018年。ナルニアとかラピュタとかお金がかかっていたり一流だったりするファンタジーばかりを見ていると体が欲するんですよ、B級ファンタジーを。これはその欲望を満たしてくれました。これこれ!こういうの定期的に見たい! あらすじ 王子はゾンビを使って…

ファンタジー映画感想139 スリーピー・ホロウ

1999年。ティム・バートン監督、主演がジョニー・デップという無数にある映画の一つ。私結構好きなんですよ。ジャンルでいうとダークファンタジーなのかな。ゴシックホラー風というか。元はワシントン・アーヴィングの小説「スリーピー・ホロウの伝説」。 あ…

ファンタジー映画感想138 天空の城ラピュタ

1986年ジブリ。ジェネリックジブリは見てるのにジブリの記録がないので。でもこうやって見直すと本当に無駄がない脚本ですね。特に冒頭。一切無駄な台詞なし。ジブリアニメって長くないので無駄なことやってる暇がそもそもないんですけどこの短いのもいい。 …

ファンタジー映画感想137 ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島

2010年の映画です。これでナルニアの映画シリーズが終わってしまったのである意味失敗だったわけですが、ナルニアシリーズではうちの旦那はこれが一番好きと言っています。私は一番評価低くつけてるんですけれど。でもユースチスはいいキャラです!カスピア…

ファンタジー映画感想136 陰陽師

2001年。滝田洋二郎監督。野村萬斎が安倍晴明になったやつ。原作が夢枕獏の「陰陽師」なので話が面白いんですよ。ずーっと見ちゃう。そして野村萬斎は上手いし真田広之も上手いしでいいんですけど、二人演技力のやばい人がいるためになかなかなことになって…

ファンタジー映画感想135 ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

2008年アメリカ。ナルニア国物語映画シリーズの第二弾ですね。ナルニア国物語には年代順(ナルニアの歴史順)の並べ方と刊行順がありますが映画はこの刊行順に出ていました。この映画、ナルニアシリーズでは私は一番好きです。 あらすじ ナルニアはテルマー…

ファンタジー映画感想134 センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島

2012年アメリカ映画。センター・オブ・ジ・アースのアトラク映画の第二弾ですね。前回の子どもショーンが今回も出てきます。前回と同じ役者で、今回は叔父さんではなくママの再婚相手と旅に出ます。その再婚相手がロック様ことドウェイン・ジョンソン!ドウ…

ファンタジー映画感想133 ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

2005年。世界三大ファンタジーってあるんですが、「指輪物語(LOTR)」とこの「ナルニア国物語」、そして「ゲド戦記」です。「はてしない物語」が入ることもあります。その映画ですし、指輪ほどではないけれど私好きなんですよ。 あらすじ 疎開してきたピー…

ファンタジー映画感想132 インクハート/魔法の声

2008年。原作はコルネーリア・フンケ。「どろぼうの神様」の作者ですね。ドイツ人ファンタジー作家に対してすごいと思ってしまいがちなんですけど正直この映画に関してはあんまりだったなぁ。ちゃんとしてたんですけどね。という話をしていきます。 あらすじ…

ファンタジー映画感想131 ティム・バートンのコープスブライド

2005年。ストップモーションアニメです。いかにもティム・バートンぽい。私この映画好きなんですよ。76分の短い映画なんですけどまとまっていて非常に良い。音楽もいいし。キャラクターも良いし最後もスカッとする。元はロシアの民話。 あらすじ 成金の息子…

ファンタジー映画感想130 ライラの冒険 黄金の羅針盤

2007年。LOTRと同じニューラインシネマが作りました。原作はフィリップ・プルマン作のDark Material Trilogyです。私これ原作大好きなんですよ!!!声を大にして言いたい。好き!ファンタジー小説大好きランキングやったらベスト10に絶対入る。 あらすじ こ…

ファンタジー映画感想129 メアリと魔女の花

2017年スタジオポノック。 ジェネリックジブリの代表って感じですね。公開された時かなり叩かれてたな〜という記憶があります。私は何年か前にレンタルで見たんですけどその時はこうやってツイートする習慣がなかったので改めて見直しました。 あらすじ 赤毛…

ファンタジー映画感想128 エクスカリバー

1981年の作品。これ、借りてよかったです。見てよかった!これとこの前の「円卓の騎士」を見たことでなんとなく「自分アーサー王を映画化する時どうすればいいかわかった!」って気になってきた。何を偉そうなことを言ってるんだって感じかもしれませんが…… …

新ジュマンジと旧ジュマンジ(オリジナル)との違い

ジュマンジって元々は1995年の映画なんですよね。単発のやつ。 その後類似の作品としてザスーラが出ました。 ちなみに私これは見てないんです。見ないと行けないな。見たらこの投稿も書き換えるかもしれません。 それで1990年代にこうやって映画が出た後しば…

ファンタジー映画感想127 円卓の騎士

1953年の映画です。イギリスアイルランド製作。アーサー王物語でランスロットが主人公。ランスロットがロバート・テイラー。グィネヴィアはエヴァ・ガードナー。超綺麗!でもエレーンの方が私は好きだったな。明るくて。彼女がどんどん不幸になるのが辛かっ…

行きて帰りし物語とは

ファンタジー映画の種類の一つに、というよりはストーリータイプの一つにですね、「行きて帰りし物語」というのがあります。 トールキンの「ホビットの冒険」のサブタイトルでもありますが、ここで話したいのはストーリータイプの方。 簡単に言えばこの物語…

ハイファンタジーとローファンタジーの違い

私のブログではタグをつけて見た映画の分類をしているんですが、その分類に「ハイファンタジー」「ローファンタジー」というものがあります。 「ハイファンタジーって何?高尚なファンタジーってこと?」 「ハイファンタジーは良い作品でローファンタジーは…

ファンタジー映画感想126 チャーリーとチョコレート工場

2005年アメリカ。これ、見たことあるんですけどね、かなり前な上にそこまでちゃんと見なかったんですよ。おしゃべりしながら見たので。なので真面目に見てみようと今回見た次第。前回の印象はあんまりよくなかったんだよなー。ところが今回見ると面白かった…

ファンタジー映画感想125 オズの魔法使

1939年公開のあの超名作をまさかの今まで見てなかったんですよねー。そういうのめっちゃあります。でもついに見た!そしてこれが面白かったんですよ!昔のお金かかった映画、今の貧乏な映画より豪華だなーどうやってとったのかなーとか面白かった!原作はラ…

ファンタジー映画感想124 バトル・オブ・マジック 魔術師マーリンとアーサー王

2015年イギリス。タイトル通りアーサー王伝説に材をとった映画なんですけど、私、お恥ずかしながらアーサー王伝説よく知らないんですよ。なんでかっていうと姉がトリスタンとイゾルデの話好きすぎてオタクの圧に負けて自分はなんとなくその道を通らなかった…

ファンタジー映画感想123 第九軍団のワシ

2012年イギリス・アメリカ。ローズマリー・サトクリフの同名の歴史冒険小説の映画なんですけど史実通りではない。ファンタジーとは言えないかもしれないんですけど、ファンタジー映画好きはまず好きだし魔法が出てこないだけでドルイドとか剣とか出てきます…

ファンタジー映画感想122 メイズ・ランナー

2014年アメリカ。SFスリラーらしいんですけど私にはSFとファンタジーの違いよくわからないので。特にこれといった科学の匂いこの話しないのでね。ファンタジー映画でちょいちょい見る面子が出ていて気になりました。ナニー・マクフィーに出ていたトーマス・…

ファンタジー映画感想121 バーバラと心の巨人

2017年の映画。現実と向き合うのが不得意な事情のある子がファンタジーを通して現実と向き合う力を手に入れるという映画。ファンタジーの効能の一つです。すごく良く似た映画に「怪物はささやく」があるんですが怪物の方が優れてますね、あらゆる点で。 あら…

ファンタジー映画感想120 二ノ国

2019年各映画ブログでクソ映画・オブ・ザ・イヤー有力候補として名前が上がりまくっていた映画。説明不足と登場人物が誰一人物事を深刻に考えないところと障がいに対するどうなの?という設定とか物語展開とか、なかなか考えこまされます。「えーっ!それ本…