持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想13 キング・オブ・エジプト

キング・オブ・エジプト(字幕版)

2016年アメリカ。基本字幕派の私が吹替版で見たのはキスマイ玉森目当てだったのだけれど、アマゾンプライムはどうやら玉森ではなかったらしい。残念。玉森くんすごい声優うまいじゃん!と盛り上がったらプロフェッショナルの仕事だった。声のプロ。

 

あらすじ

神と人が暮らすエジプト。泥棒のベックは妻と共に戴冠式に向かう。オシリスが息子のホルスに王位を譲るのだ。ところがその式にオシリスの弟のセトが現れ、オシリスを殺害、ホルスの両目を抉ってしまう。奴隷となったベックは妻の願いを受けてホルスに王位を奪還させようと試みる。

 

感想

エジプト感のないエジプシャンファンタジー。新しい方のスターウォーズを思わせるところもある。神々の人でない姿の時のビジュアルが金属的て、トランスフォーマーも思い出す。ハリウッド的。愉快だが細かいところが雑な感じの脚本だった。悪くないが二度は見ないし、見るのを止めはしないけれどわざわざ勧めもしない感じの映画。印象に残ったシーンは死者たちが魂の重さと罪の重さを量るんだかなんだかのシーン。そこはエジプト神話なんですね、というところ。