持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想14 エアベンダー

 

 

エアベンダー (字幕版)

 

2010年。元はアメリカアニメなんですよ、「アバター 伝説の少年アン」っていう。結構人気ある作品だったんだけど映画にして酷いことになったパターン。和洋問わず実写化って難しい。とりあえず脚本がやばい。お金はかかってる作品なので衣装とか美術とかCGとかで突っ込むところはないんだけど、ストーリーで「えーっ」ってなるシーンが多い。

 

 あらすじ

気、水、火、土。元素を操るものをベンダーと呼び、全ての元素を操るものをアバターと呼び尊ぶ世界。南の水の国の水のベンダーである少女は氷の中から頭に刺青のある少年を見つける。彼こそがアバター。しかし修行半ばで逃げ出した彼は不完全なアバター。火の国の兵が彼を追ってくる。

 

感想

シックスセンス」のシャラマン監督の作品なんだけど、正直に表現して非常につまらない。「シックスセンス」面白かったのにどうしてしまったのか。

大体ですね、四大元素をそれぞれ順番に習得する話はファンタジーのど定番なんですけどその分間延びするんですよ、そのままやると。連載少年漫画的ともいうか。いろんな属性の必殺技を一つ一つ学んでいくっていうの、あるでしょう?あれ、週刊連載だったりアニメで一週ごとに放送するとかだとワクワクして面白いと思うんですけど、2時間アニメに詰め込むと同じ展開が四回繰り返されることになるし、そのゲーム的な感じが目につくんですよね。ファンタジーの分類の一つにゲーム的ファンタジーというものがあるそうで、私はこの分類には詳しくないんですがそれと似てますね。

ファンタジーに詳しくない人が無理に作った感じ。3部作の予定が1作目でコケたパターンの一つである。