持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想24 ルイスと不思議の時計

ルイスと不思議の時計(字幕版)

2018年。米児童文学の「壁の中の時計」の映画化。原作の挿絵がエドワード・ゴーリーだと言えば興味のわく人もいるかも。評価が低かったので私も期待しないで行ったのだが結構怖くて期待以上だった。ケイトブランシェットが美しい。時折の下ネタは仕方ない。

これ劇場に観に行きましたけど後悔しませんでしたね。私絶対後悔するよと思いながら行ったんですけどちゃんと面白かった。

 

あらすじ

両親を事故で失ったルイスは伯父のジョナサンの元へ。伯父は魔術師で、隣には隣人の魔術師ツィマーマンが住む。伯父たちは壁の中に前の住人である魔術師が隠した世界を終わらせる時計を探していた。ルイスは魔術師としての訓練を受けるが、禁を犯して死んだ魔術師を蘇らせてしまう。

 

感想

時間の関係だろうが説明のスキップが多いので、引っかかる人は引っかかる。あと原作で重要な学校の友達を何とか織り込もうとしており、ここもやや強引。映画はとにかく時間がないので、むしろ学校のシーンは全カットしたいくらいなのだが、タービーのシーンが必要なのでそこだけ入れてるのが気忙しい。

ただ魔術のシーン、特に死人を蘇らせるシーンはちゃんとそれっぽかったです。ここはいいところ。庭でやる楽しい魔術のシーンはお子様向けでしたけどお子様向けじゃないファンタジー探す方が難しいからなぁ。とりあえずちゃんとはしてますね。予算のそれなりにかかった映画なので脚本的にも美術、衣装、CG的にも問題はほぼないです。シリアスなものを求めてみたらがっかりするかもしれませんけどね。ジャック・ブラックって結構ファンタジー映画出てますけど、彼が出てるファンタジーはみんな安心して見れますね。最後ハッピー。ジャック・ブラックが出てくるファンタジー映画の中ではこれは私、一番好きです。