持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想28 KUBO 二本の弦の秘密

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(字幕版)

2016年。「コララインとボタンの魔女」が大好きなので観たかったもの。基本日本を背景に持たない人の描く日本って怖いのだけれどコララインへの期待で見た。テーマを直接的に語りすぎるけど全体に良かった。サルが魅力的。かなり早く仕掛けに気づいてしまった。

 

あらすじ

母と暮らすクボは三味線を弾き紙を操る力があるが、毎日日暮れまでには母の元に戻っていた。祖父である月の帝と叔母たちが夜になるとクボを殺しにくるから。身を守るには亡き父も求めた鎧を見つけるしかない。ある日クボを守るため母が死ぬ。クボは世話焼きなサルと侍クワガタと旅に出る。

 

感想

家族の物語だがエンディングが割と特殊。ネタバレを避けると、ラスボスの扱いがかなり特殊なのだ。ある種日本的と言っていい。また例のごとくストップモーションアニメーションが美しい。夕焼けの海のシーンは息を飲む。テンポはところどころ悪いものの総括していい映画。珍しくエンドロールまで見た。