ファンタジー映画感想47 パディントン
2014年です。名作児童書「くまのパディントン」シリーズの映画化。映画化にあたって二時間の中で事件とその解決、然るべきクライマックスのために色々と味付けが本と異なるものの、原作ファンの私でもあまり文句がない。英国的な雰囲気を保ちつつ現代に直した手腕◎の良作。
あらすじ
くまのパディントンはペルーから英国へ家を見つけに密行してきたが英国はおじとおばから聞かされていたのとは違い、人は冷たい。しかし親切なブラウンさん一家と出会い居候することに。友人もでき、ロンドンでの暮らしに落ち着き始めた頃に彼を剥製にしたがる女が忍び寄る。
感想
美術と衣装がとにかくすばらしい。ブラウン一家の内装、ミセスブラウンの衣装は可愛いすぎて住みたいし着たいレベル。音楽は南米的。パディントンは可愛く、それでいてアホみたいなぶりっ子テイストにされておらず最の高。強いて言えばバードさんがややモブなのが悲しい…。悪役が非常に豪華なキャストにされていて悪いんだけど魅力的。魅力的な悪役って本当に重要なんですよ。。そして最後も大変スッキリするエンディングだった。これくらいの報いがちょうどいいね、というような。