持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想52 ドラゴン・ウォリアーズ

ドラゴン・ウォリアーズ(字幕版)

2015年。B級映画のわりに面白かったのだけれどとにかく長かった! ロード・オブ・ザ・リングスターウォーズやらのパロディが多くて知っている人なら楽しめるけれども、真面目な映画を求めてる人は向かないかも。 でもB級映画ってそもそもそんなものだから。

 

あらすじ

その国では魔法使いが自分が従姉妹エノガルドに愛されなかったことから愛を憎んでドラゴンに恋人同士を襲わせていた。賞金稼ぎのラミカスは魔法使いに囚われたエノガルドからの救援要請に応え、弟のキャミロンとオークの同居人ショックドア、キャミロンの従者のサムトンとドラゴン退治に出かける。

 

感想

CGがやばいくらいにしょぼく、パロディだらけでギャグシーン満載なのだけれど、根本は喧嘩していた兄弟が仲良くなる物語。なのでなかなか良い話です。 私のお気に入りキャラはあまりにもサムワイズ・ギャムジーすぎるサムトンとオークのショックドア。ショックドアは使えるいいオークです。ベタなんですけどサムトンがサムって呼ばれるたびに怒るのが面白くて面白くて。変な薬を飲むと強くなっちゃうところもやばくて良かったですね。急にスローになって格闘漫画っぽくなるのも面白い。全体に真面目にB級ファンタジーをやっていてよい映画でした。B級でふざけてて笑えるんだけどちゃんとメッセージもあって、それを説教くさくならずに伝えられていてよい映画。