ファンタジー映画感想56 センター・オブ・ジ・アース
2008年。ご存知TDSのアトラクの元ネタ、ジュール・ヴェルヌの地底旅行を元にした映画。アトラク映画の成功例はパイレーツオブカリビアンだが、これはまぁまぁな範囲。欠点はないが長所もないといったところ。破綻なくまとまっているので罵る程でもない。
あらすじ
トレバーは地底世界を研究して消息をたった兄の意志を継いで教授をしているが研究室を奪われる危機にある。そこへ甥のショーンを預かる羽目になる。兄のメモからアイスランドに兄の研究していたところがあると知りトレバーは地底学者の娘ハンナとショーンと共に火山の底を探検する。
感想
トロッコで猛スピードで地底を駆け抜ける、というアトラクのパートもきちんとあるし、地底世界の様子なんかもアトラク通り。話としても恋あり冒険あり友情ありで王道。何故こんなにものたりないかというと対立するものがないからだとおもう。その時々で恐竜とかあるのだが魅力的な敵がない。
あと盛り上がりがないんですよね。全然盛り上がらないわけじゃないんですよ。でも最後に向かってどんどん危機が大きくなってそれを乗り越えたらまた次のピンチがってわけではないんです。いや、ディズニーなのでちゃんと次々ピンチは起こるし乗り越えるんですけど、ピンチの大きさがクライマックスなのにちょっと小さいのかな?小さすぎるってことはないんですが十分に大きくはないのでなんか物足りなくなってしまう。
でもCGもちゃんとしてるしちゃんと派手で豪華な映画です。予算的な意味で物足りなさは一切感じさせません。キャラクターもちゃんと一定水準超えて魅力的。