持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想73 アーサーとミニモイの不思議な国

アーサーとミニモイの不思議な国 (字幕版)

2006年。今までに4回見ようとしてつまらなくて途中で脱落し続けていた映画を気合を入れて。 子どもの話を書き慣れていない大人のおじさんが子どもの話を書こうと頑張った話、という感じ。ミニモイの世界に至るまでの儀式は面白かった。悪役が陳腐。同じような人がたくさん居るんじゃないかと勝手に想像しているんですが、アーサー・ミニモイという名前の子が主人公なんだと思ってた。ハリー・ポッターみたいな感じで。違いましたね。

 

あらすじ

アーサーは両親と離れて祖母と暮らしている。探検家だった祖父は行方不明だが庭にルビーを隠したらしい。家を取られないためにアーサーは庭にある小さな部族ミニモイの国にルビーを探しに行く。そこは悪魔マルタザールによって危機に瀕していた。ミニモイの姫と王子共に冒険を始める。

 

感想

戦闘シーンや悪役のデザインにスターウォーズの匂いがする。悪役が怖くない、悪役の事情が親父っぽい、などの欠点があるものの、映画自体は作り慣れてるんだろう、展開とか分量とか目先の次々変わるところなんかは見やすい。観ても何も得ないが何も失わないし害されないので時間潰しによいのでは。子供を2時間テレビに集中させておくためにはいいと思うんだけれど情操教育にいいとか物事を深く考えるようになるとかそういうことは一切望まない方がいいと思います。

おばあちゃんの女優がめっちゃ美人で色っぽいと思ったらミア・ファローでした。そりゃ美人で魅力的だよなぁという感じ。