持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想74 シザーハンズ

シザーハンズ (字幕版)

シザーハンズ ついに観たシリーズ。絶対悲しい話だから泣くし見ない!と決意していたのだけれど70作以上見てるのにこれを見てないのは変だよなと思って。悲しいけど滑稽で可愛いお話だった。エドワードが可愛い。ヒロインはちょっと性格がなぁ。綺麗だけど。

 

あらすじ

博士が作った人造人間エドワードは、博士の死により両手がハサミ。ペグはエドワードを家に連れて帰る。植木のカットやトリミングで近所の人気者となるエドワードはペグの娘に恋をする。ペグの娘の彼氏はエドワードを騙して鍵開けをさせ逮捕される。それから近所の見る目が冷たくなった。

 

感想

1990年の映画。ティム・バートンジョニー・デップの初タッグ作品。あまり台詞がないのにエドワードの表情や僅かな台詞で彼の考えていることやなんかが伝わるので、あっという間に彼に対する好感度が上がる。 昔のアメリカのお洋服とか家の感じとかが魅力的ですね。人ならぬ者が人と親しくなると最後必ず相容れなくなって人でないものが孤独に終わるんだけどこれもそれ。悲しいなー。仕方ないのかな。

ファンタジー映画のランキングやると必ず入ってくるんですけど納得。雪が降るとエドワードが氷の細工をしているんだよってなるのも良かった。人や自分を傷つけずにはいられない心優しい男。御伽噺として美しかったしいい映画でした。