ファンタジー映画感想76 レジェンダリー・ストーン 巨神ゴーレムと魔法の石
2017年ウクライナ映画。ハリウッド映画とは予算が違うので見方が甘いが王道で良かったのでは?ところどころウクライナっぽさ、アメリカ的でないところもあり、キャラも明るくて良かった。なんか甘くて軽かった理由は後述。
あらすじ
高校生ビーチャは日食の日、岩に吸い込まれて過去へ。そこは野蛮なクマン族と戦い続けるリミフ族の村。現代では伝説の騎士となっている若いオレシュコにも出会う。現代に戻るには魔法の石が必要だがクマン族もゴーレムを操るためにその石を探していた。石をめぐって二つの部族は戦うことに。
感想
王道ファンタジーなんだけどなんかふわっと甘くて軽いのは「敵がクソ弱い」から。言い換えれば敵の魅力の不足、そして主人公サイドが十分な危機に陥らない。あと後半「は?」って感じでキャラが死ぬ。 しかしキャラクターは明るくて好感が持てるし良い映画ではないか。最後のシーンの音楽もよいし。
私のお気に入りのシーンは主人公が敵を怯ませるために魔法が使えるふりをしようと呪文を唱えるシーン。呪文なんか知らないので主人公は敵(何百年も昔のウクライナ人なので)がわからない英語の授業の例文をおどろおどろしく唱えるんですよ。「イギリスの首都はロンドンです!」とか。そこお気に入りです。後敵がゴーレムっていうのもあんまり見ないので面白かったですね。