持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想148 アバター

アバター (字幕版)

2009年。ジェームズ・キャメロン監督。大ヒット映画ですねー。2時間41分の上映時間たっぷり使ってナヴィの人たちに感情移入させてますし、いい脚本だと思います。過不足ない。モーションキャプチャーで描かれたナヴィの人たちのデザインもいい。

 

あらすじ

下半身付随の元海兵隊ジェイクは惑星パンドラでのアバタープロジェクトに参加する。地球人は稀少鉱物を求めてパンドラの先住民族ナヴィの森を壊そうとしている。最初スパイしていたジェイクだがナヴィの暮らしを学ぶうちナヴィの娘に恋をし、ナヴィの方に心惹かれるようになる。

 

感想

脳筋族への怒りがわくタイプの映画ですねー。 シンプルな昔ながらのファンタジーなんです。側がSF風味なので新しくみえますけど基本は昔からある話なので誰でも受け入れやすい。 お金のかかったプロジェクトなので映像美でダメなところはないです。

ナヴィのデザインも絶妙で、最初は青すぎる体から異物に見えるんですけど、彼らの自然をリスペクトする生き方を学ぶうちに彼らが美しく見えて来る。代表はネイティリですよね。最初は宇宙人に見えるけどだんだん可愛くセクシーに見えて来る。その感情移入がジェイク共に観客にももたらされる。観客とキャラクターの心が一つになる。良い脚本です。

悪玉と善玉がはっきりしてるのもわかりやすいですよね。無駄に2とかつくらないのもよかった。最後もハッピーエンドで良かったと思います。

実は私最初に見た時からこの映画あんまり好きじゃなくて、良い映画だ、よくできた映画だってことがよくわかってる今でもあんまり好きじゃないんです。良い映画だからって好きじゃないって例の一つですね。別に嫌いじゃないし不満もないんですけど。なんでなんだろうな。ここがいや、とかここがムカつくとかもないんですけどね。いいとこばっかりなんだけどな。よくわかりません。

森も綺麗だしメッセージもいいと思うし過剰に説教臭くもないし。まぁ多少メッセージ過多ではありますが許容範囲なのにな。謎です。 でも映画としては良い映画。大ヒットもしましたし、見といた方がいい映画だと思います。3時間だし教養の範囲だと思います。ほんと、どこも悪いとこ無いんですよ。ジェイクがナヴィの人々に認められる過程も急すぎない、ちゃんとしてる、ジェイクとネイティリが恋に落ちる過程も無理がない、わかる、これなら恋に落ちるよね?ってなる。ナヴィの文化も違和感ない。何が私の心を燃やさないのか。よくわかりません。たくさん入るモノローグが嫌なのかな?でもそんななしでもないんですけどね。