2006年、パイレーツシリーズの第二弾ですね。やっぱり前作より落ちる。三部作にして儲けたい気持ちはわかるんですけどね。キャラを深めようとしてつまらなくしている。でも予算かけてますから一定のレベルがあります。
あらすじ
ウィルとエリザベスの結婚式の日、東インド会社のベケットが逮捕状を持って現れ、ジャックのコンパスと引き換えに助けると言う。一方ジャックはデイビィ・ジョーンズから逃れながらデッドマンズ・チェストの鍵を探す。ウィルはジャックを見つけるがジャックは人喰い部族に捕まっていた。
感想
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの2作目です。結局今の所5部作ですけど。デイビィ・ジョーンズ編とでも言いましょうか。正直長さの割にそんなに面白くない。でもお金のかかった話なので見応えはあります。エリザベスはますます海賊になり、ウィルは父親と再会、ノリントンは落ちぶれて、ジャックの北を指さないコンパスの謎が解け、最後は死んだはずのバルボッサも帰ってくる。なかなかの盛り上がりですね。
でもちょっと制作陣がジャックを好きになりすぎたかなーーという感じがある。こんなにスタッフが主人公を好きになると映画ってつまんなくなるんですよ。この傾向時々見られます。スタッフの主人公への気持ちはフラットな方がいい。美術、音楽、衣装等流石の超大作なんで不満はないんですけど、とにかく見続けるのがしんどいのは話が複雑すぎるんですよね。複雑すぎるところは前回バルボッサの手下で面白かった二人組が解説してくれるんですけど、解説しなきゃわからないような筋立てはそもそも良くないんですよ。二人組の1人が宗教に目覚めちゃったのも面白くないですし。面白い続編を作るのって難しいなぁ。