持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想163 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

正直いつから書いていないのかはっきりしないのですが非常に久しぶりに「そういえば映画感想ブログ持ってたな」と思い出したので書きたくなりました。

2023年の映画です。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

監督はジェームズ・マンゴールドです。17歳のカルテとかウルヴァリンとか。

本作の注目すべき点の一つとしてはDeーagingですね。つまり、現在81歳のハリソン・フォードの顔をCG技術で若くして若い時代のインディを演じさせたわけです。

これが驚くほど違和感がなくて!

脚本もめちゃくちゃ過去四作のインディ・ジョーンズシリーズでして、よく研究して書いてるんだなぁという感じでした。前半はそうですね。

後半はインディが現在の年齢のインディなので、というかその作品世界に置いてその当時の年齢なので、ノリは同じものの年齢の悲しみというのはあります。作品内の現在に入って最初に短パン一丁のインディが出てくるんですけど、あまりにもリアルなおじいちゃんの体なのでちょっとショックですね。でも物語が進むにつれて絶対にこんな人は普通にはいない!となるので面白いですね。

 

あらすじ

 

1944年。終戦の一年前、インディはナチスの略奪した秘宝の中から友人の考古学者バジルと共にアルキメデスのダイヤルを奪い返します。これはナチスの科学者フォラーも奪おうとしたものですがギリギリでインディとバジルが半分のダイヤルを手に入れます。

それから時が経ち1969年、インディは定年退職しようとしています。世の中は月面着陸のパレードで大盛り上がりで考古学は授業も盛り上がっていません。そこへバジルの娘のヘレナがやってきます。ヘレナは運命のダイヤルの調査にインディを誘いますが、実は元ナチスの科学者フォラーやCIAも運命のダイヤルを探しており、インディはフォラーの手下が犯した殺人の犯人として指名手配されてしまいます。インディは旧友の力を借りてモロッコへ飛びます。

 

感想

面白かったですね〜。しばらく説明過多の国産ドラマや映画を見ていたのでセリフではなく動きで面白さを伝えるタイプの映画を見ていなかったからスマホをいじりながら見られない映画というだけで楽しかったです。スマホを触りたくならないという点ですごい。

ラストの決断も非常に良かったです。どんな時でも諦めちゃダメですよ。一見聞こえは良くても結局未来に向かった前向きな努力でなければ、それはネガティブな諦めなんですよ。インディがそういう道に進まなくて本当に良かった。かっこいい人は何歳になってもかっこいいんですよね。かっこいいジジイになるだけなんです。