持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ローファンタジー

ファンタジー映画感想151 ホーカスポーカス

1993年。ディズニーの実写映画です。魔女裁判で有名なセイラムの3人の魔女が蘇り現代の、と言っても1993年当時ですが高校生たちが倒そうという話。SATCのサラ・ジェシカ・パーカーが3人の魔女の末っ子、美人だけどアホのサラの役で出てます。 あらすじ 1693…

ファンタジー映画感想149 魔法使いの弟子

2010年。ディズニー実写。ニコラス・ケイジ主演、監督はジョン・タートルトープ。ディスニーのニコラス・ケイジといえばナショナル・トレジャーですが、この作品はニコラス・ケイジが制作に関わってナショナル・トレジャーのスタッフが再集結して作ったそう…

ファンタジー映画感想145 アルテミスと妖精の身代金

2020年ディズニーの実写作品です。 元々はポッターが凄く流行った頃にたくさん出てきた海外児童文学なんですよ。原作者はオーエン・コルファー。アイルランド人です。この作品もアイルランドが舞台。アイルランドといえば妖精ですけど、なるほどこのお話も妖…

ファンタジー映画感想139 スリーピー・ホロウ

1999年。ティム・バートン監督、主演がジョニー・デップという無数にある映画の一つ。私結構好きなんですよ。ジャンルでいうとダークファンタジーなのかな。ゴシックホラー風というか。元はワシントン・アーヴィングの小説「スリーピー・ホロウの伝説」。 あ…

ファンタジー映画感想132 インクハート/魔法の声

2008年。原作はコルネーリア・フンケ。「どろぼうの神様」の作者ですね。ドイツ人ファンタジー作家に対してすごいと思ってしまいがちなんですけど正直この映画に関してはあんまりだったなぁ。ちゃんとしてたんですけどね。という話をしていきます。 あらすじ…

ファンタジー映画感想131 ティム・バートンのコープスブライド

2005年。ストップモーションアニメです。いかにもティム・バートンぽい。私この映画好きなんですよ。76分の短い映画なんですけどまとまっていて非常に良い。音楽もいいし。キャラクターも良いし最後もスカッとする。元はロシアの民話。 あらすじ 成金の息子…

ハイファンタジーとローファンタジーの違い

私のブログではタグをつけて見た映画の分類をしているんですが、その分類に「ハイファンタジー」「ローファンタジー」というものがあります。 「ハイファンタジーって何?高尚なファンタジーってこと?」 「ハイファンタジーは良い作品でローファンタジーは…

ファンタジー映画感想126 チャーリーとチョコレート工場

2005年アメリカ。これ、見たことあるんですけどね、かなり前な上にそこまでちゃんと見なかったんですよ。おしゃべりしながら見たので。なので真面目に見てみようと今回見た次第。前回の印象はあんまりよくなかったんだよなー。ところが今回見ると面白かった…

ファンタジー映画感想121 バーバラと心の巨人

2017年の映画。現実と向き合うのが不得意な事情のある子がファンタジーを通して現実と向き合う力を手に入れるという映画。ファンタジーの効能の一つです。すごく良く似た映画に「怪物はささやく」があるんですが怪物の方が優れてますね、あらゆる点で。 あら…

ファンタジー映画感想119 ドクター・ドリトル(2020年)

ロバート・ダウニー・Jr.主演のやつですね。去年のラジー賞。絶対クソだから見ないという固い決意をしていたら実際ラジー賞とっちゃってこうなったら見ようと思ってみたもの。わたしエディー・マーフィー版は見てないから原作と比較して見ました。 あらすじ …

ファンタジー映画感想107 ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ

2010年英米仏合作映画。ナニー・マクフィーシリーズの2作目。前作から5年経っての公開。基本的には前作と一緒。問題を抱えた家庭にナニー・マクフィーが来てレッスンをすることで解決していき彼らが良い子になるたびにナニーは美しくなる。 あらすじ 父が戦…

ファンタジー映画感想103 ナイトミュージアム エジプト王の秘密

2014年。ナイトミュージアムシリーズ第3弾でラスト。ロビン・ウィリアムズがなくなったので終わりにするしかなかったんだけど続けられたよね。でもだらだらと未練がましく続ける前に終わりにして潔かった。ヒュー・ジャックマンは完全に余計。 あらすじ 石板…

ファンタジー映画感想102 ナイトミュージアム2

2008年アメリカ。大概のなんちゃらかんちゃら2映画の例に漏れずこれも一作目に及ばない作品。 舞台をスミソニアンにしてパワーアップ!と見せかけて実際にはむしろスカスカになるというよくある第二弾。でも毒にはならないので子どもに見せても問題ない。 あ…

ファンタジー映画感想101 ナイトミュージアム

流行ってた時から気になってはいたのだけれど「ドタバタでつまらないだろう」と見ていなかったのを見たら面白かったパターン。子供を甘く見てただドタバタするだけの映画嫌いなんですよね。子供の映画や本を作る人で子供を侮っている人本当嫌いです。自分が…

ファンタジー映画感想81 アーサーと二つの世界の決戦

2010年。アーサーミニモイ三部作の3作目。2作目を見ていないから仕方ないのかもしれないけれど登場人物の気持ちがよくわからない場面が多かった。ダルコス(マルタザールの息子、一作目の最後で見捨てられた)がなぜか味方になってるのはいいけれど。このシ…

ファンタジー映画感想80 ボックストロール

2014年アメリカのストップモーション映画。コララインと同じスタジオなので見た。 絵の美しさはお墨付きだし話も良かった。主人公エッグスの見た目がAlexandrosの川上洋平に似てる。説明なしでも世界観もボックストロールの性質もわかったし脚本が上手い。 …

ファンタジー映画感想78 グースパンプス モンスターと秘密の書

2015年。ジャック・ブラック主演の気軽なエンタメ系ファンタジー。ジャック・ブラックは好きだけどこの人の出てくるファンタジーはコメディ寄りで傑作じゃなさそうというイメージで見てなかったんだけど、エンタメに徹してて気軽に見れて良い。 あらすじ ザ…

ファンタジー映画感想74 シザーハンズ

シザーハンズ ついに観たシリーズ。絶対悲しい話だから泣くし見ない!と決意していたのだけれど70作以上見てるのにこれを見てないのは変だよなと思って。悲しいけど滑稽で可愛いお話だった。エドワードが可愛い。ヒロインはちょっと性格がなぁ。綺麗だけど。…

ファンタジー映画感想68 怪物はささやく

2016年。スペインアメリカ合作映画。暗そうで嫌だなーと思ってたけど覚悟して観始めたら最初から美しいし引き込まれる。墓地の近くに住む母子家庭の少年(当然いじめられっ子で空想癖がある)、母親は癌。そういう家庭の事情が説明台詞なしに映像でわかる。…

ファンタジー映画感想63 ピートと秘密の友達

2016年。ピートとドラゴンのリメイク。ドラゴン映画はめちゃくちゃ好きなんだけどこれはみてなかったやつ。映画に描かれるドラゴンにはいくつか種類がこれは外見は雌ライオンとか犬に蝙蝠の羽を生やしたような鱗のない奴で内面的には邪悪でも古き賢者でもな…

ファンタジー映画感想59 ダンボ(実写版2019年)

2019年。実はクラシックアニメのダンボは見たはずなのに全く記憶がなくてほぼほぼ初めての感じで見た。あのアニメ絵のダンボをCGを駆使してアニメのイメージを損なわないCMの象にしたわけだけれども。コレットがあまりに美しくて女優を調べたらエヴァ・グリ…

ファンタジー映画感想55 ジュマンジ

1995年。昔テレビで見て面白かった映画を見直し。女の子の顔をどっかで見たな、キルスティン・ダンストじゃない?と思ったらキルスティン・ダンストだった。ロビン・ウィリアムズは演技が上手い。ライオンキングを見た直後に見たからクリーチャー系の拙さが…

ファンタジー映画感想53 パディントン2

2017年。なかなか可愛らしいお話。一作目が良かったのでこれも見たのだけれど私は一昨目の方が良かったかな?登場人物が増え過ぎた。でもキュートでおしゃれなのでこれはこれでよい。音楽は前作の方が良し。 あらすじ パディントンはルーシーおばさんの誕生…

ファンタジー映画感想47 パディントン

2014年です。名作児童書「くまのパディントン」シリーズの映画化。映画化にあたって二時間の中で事件とその解決、然るべきクライマックスのために色々と味付けが本と異なるものの、原作ファンの私でもあまり文句がない。英国的な雰囲気を保ちつつ現代に直し…

ファンタジー映画感想41 メリー・ポピンズ リターンズ

2018年。ディズニーの名作、メリーポピンズの2作目。前作から20年後が舞台。とにかくメリーポピンズが美しくて魅力的。私は実は前作を見ていないのだけれど楽しめた。ファミリー映画として面白い。でも点灯夫はメリーポピンズとうまく行ってほしかったー あ…

ファンタジー映画感想37 ナニー・マクフィーと魔法のステッキ

2005年。昔見たのを忘れてたのでもう一度。原作はマチルダばあやシリーズという児童小説。これをナニー・マクフィーのエマ・トンプソンが脚本に。とりあえず色合いの美しい映画。けど、まぁこういう子ども向けファンタジー映画あるねの域だったかな。 そして…

ファンタジー映画感想35 レジェンド・オブ・ヴィー 妖怪村と秘密の棺

2014年。ロシア・ウクライナ・チェコの映画です。基本はゴーゴリの短編なんですけどこれをホラーなんだかコメディなんだかの味付けにしたもの。スラブな世界観が私には物珍しくて面白かったけれど、男性陣の見分けみんな髪色暗くて髭なので区別つきにくくて…

ファンタジー映画感想31 トワイライト 初恋

2008年。アメリカのラノベを原作とした映画シリーズの一作目。見たことあるはずなのに改めて見たらあまりにも覚えていなくてもしかしたら見たことなかったのかもという錯覚に襲われた。毎年ティーン向けにいわゆるスイーツ映画ありますね?あれのアメリカ版…

ファンタジー映画感想24 ルイスと不思議の時計

2018年。米児童文学の「壁の中の時計」の映画化。原作の挿絵がエドワード・ゴーリーだと言えば興味のわく人もいるかも。評価が低かったので私も期待しないで行ったのだが結構怖くて期待以上だった。ケイトブランシェットが美しい。時折の下ネタは仕方ない。 …

ファンタジー映画感想23 シェイプ・オブ・ウォーター

2017年。劇場公開してた時から見たかったのになぜか見に行かなかった一作。イライザと彼の恋がロマンチック。あとイライザの暮らしが美しかった。でもギレルモ・デルトロの作品っていつも「好きは好きだけど大好きってほどでもない」で終わるんだよなー。 あ…