持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想10 Dr.パルナサスの鏡

Dr.パルナサスの鏡 (字幕版)

2009年イギリス。ヒース・レジャーの遺作をジョニー・デップとかジュード・ロウとかが助けたやつ。評価を低くつけている人もいて、チャーリーとチョコレート工場が合わない人は合わないと聞いてビビっていたが面白かった。エンデの大人向けの作品に似ている。

 

あらすじ

幻想館という人の心の欲望を映し出す出し物の旅芸人の一座に記憶喪失の男トニーが加わる。トニーはある雷雨の夜に橋から首吊りさせられていたのを助けられたのだ。一座の座長Dr.パルナサスは若い頃悪魔と契約を結んでいた。それは賭けに負けるとひとり娘を悪魔に与えるというものだった。

 

感想

ミヒャエル・エンデの大人向けの短編と雰囲気そっくり。それをもっと一般にわかりやすくしたもの。絵はシュールレアリズムの絵画的。すごく物珍しいことをしているわけではない。なので一部のレビューで理解不能なのかと尻込みせずに見てほしい。普通に面白いです。衣装や舞台装置がノスタルジック。