持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想107 ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ

ナニー・マックフィーと空飛ぶ子ブタ (吹替版)

2010年英米仏合作映画。ナニー・マクフィーシリーズの2作目。前作から5年経っての公開。基本的には前作と一緒。問題を抱えた家庭にナニー・マクフィーが来てレッスンをすることで解決していき彼らが良い子になるたびにナニーは美しくなる。

 

あらすじ

父が戦争に行き母親と3人の子供が農場を切り盛りするグリーン家に、いとこのシリアとセリアがロンドンから疎開して来る。シリアとセリアは都会っ子で服が汚れるような農場の暮らしを馬鹿にし、最初は喧嘩ばかり。反発し合う5人だったがナニー・マクフィーのレッスンを通して仲良くなる。しかし父が戻らない為、金銭的に困った母親は農場を手放さなければならなくなった。子どもたちは農場を救おうとする。

 

感想

ファンタジーに限らずですが、なんか安易な方法で家庭がうまくいく話って嫌いなんですよ。だって実際に崩壊している家庭って非常に根深い問題があったりするから、ちょっと腰据えて話し合うくらいじゃなんともならないこと多いじゃないですか。でもナニー・マクフィーに出てくる家庭って本当は親子の間にきちんと愛があるんだけど忙しかったり貧しかったりでうまく行ってないだけなので、マクフィーが出てくることによって本来の形に戻るんですよ。そこは良い。本来愛のある家庭ならちょっとした助けで元に戻るってのは理解できる。

ロケットの下りはなんだかなーって思ってしまいますが、子どもに見せるには破綻もないしよろしいのでは。