持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想93 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 1 (字幕版)

2010年。ラストに向けての一作。本としては一冊なんだけど映画はがっつり描くために二本にしたもの。この話では毎回の誰が闇の魔術に対する防衛術の教師なんだとか、クィディッチの話などがない。闇が深くなり魔法大臣が殺されて学校どころではなくなるので。というか、最後にどこの寮が優勝するか、とかも低学年を除いてなんとなくなくなりましたね。まぁそれどころじゃないからなぁ。

 

あらすじ

ハリーらはダンブルドアから遺品を受け取る。魔法省は陥落し、三人は死喰い人から逃げ回りながらホークラックスを探す。遺品とハリーとヴォルデモートの繋がりからヴォルデモートが死の秘宝を探していることを知った三人。本物のロケットは魔法省にあると知り、潜入する。

 

感想

この辺からネビルがイケてくるんですよ。ルーナが誘拐され、マッドアイやヘドウィグが死んだりと悲しみが深い。私は原作読んだ時ドビーが死んで大泣きしました。待ちきれなくて原書買って毎晩ベッドで読んでたんですけど。ああいう純粋で一所懸命な子が、しかもハリーにとって重要でない子が死ぬのは辛い。ハリーにとって重要な人が死ぬと大事に扱ってもらえますけどね。ドビーの一生ってなんだったんでしょうか。でも彼にとっては幸福な人生だろうな。自由な屋敷しもべ妖精として死ぬことができたし、彼にとっては重要な人物を守って死ねたんだから。冒頭は死んだファッジ首相の後任となる首相の演説からなんですよね。その後、いつもの3人組が暗い今年に備えて準備をする様子。ダドリー一家が逃げ出すところもなかなか胸にくるけれど(一作目であんなにハリーを苦しめていたのに今となってはなんてちっぽけな人たちなのか)、一番悲しいのはハーマイオニーが両親を守るために自分の存在を記憶から消すところ。ただ、その後の結婚式のシーンは暗い中にも素敵な明るいシーンですよね。フラーのドレスが可愛い。