持丸のファンタジー映画感想

基本ネタバレなしのあらすじと感想で構成されています。ファンタジー映画である限りどんなC級であろうと見なければならない呪いにかかっています。記事の頭に画像があるのはリンクで飛べます。

ファンタジー映画感想147 アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 [Blu-ray]

2016年の映画です。ディズニー実写。キャスト続投ですが監督はジェームズ・ボビンに。前作から3年後の設定です。今回はオリジナル度が高くてジャバウォックに殺されたハッターの家族を時間を遡って助けようと言う物語。

 

あらすじ

前作から3年、アリスはアンダーランドに戻る。ハッターは殺されたはずの家族は生きている、探してくれという。アリスは時を司るタイムからクロノスフィアを盗み過去へ戻る。ハッターの家族は生きていて赤の女王に監禁されていた。しかしクロノスフィアを盗んだことから世界は崩壊し始め…。

 

感想

前作より画面が明るくて美しいです。白の女王の統治する世の中なので。でもそんないい映画なのかっていうとそうでもないんですよね〜。

まず、なんでそんなにまでしてハッターの望みを叶えてやらなきゃならないのか、が謎なんですよね。いや、ジョニー・デップだと思えば当然なんですけど、物語のキャラとしてみれば俳優が誰かとか関係ないじゃないですか。前作でハッターはアリスの味方でしたけど、割と感情的でそんなにアリスがハッター大好き!ってなってるのが謎というか。まぁ不思議な国なので普通にいい人ってあんまいないんですけどね。

美術や衣装は相変わらずすごく良いです。今回オリジナル要素が強いので赤の女王の手下にジュゼッペ・アルチンボルドの絵みたいな人がついてるんですけど、確か前作でアウトランドに追放されたはずだけどそこで見つけた手先かな?アルチンボルド肖像画の人は確かにこの世界観にあってますが。

見ても見なくてもいい映画ですけどディズニーなのでそれなりに豪華で楽しい。見ても特に害もない。 最後の説教くささは多少鼻につきます。 原題はAlice Through the Looking Glassで鏡の国のアリスの原題Through the Looking-Glass, and What Alice Found Thereに準じてますけど鏡関係ないです。アンダーランドへの行き方は鏡の国のアリスと同じです。猫のダイアナ本当に出てこないですよね。映画だと。